理事長 鎌田 憲悦

高齢化率全国一の本県に於いて、65歳以上の100人のうち6人が認知症高齢者と言われ、今後ますます増加する見込みとなっています。

認知症対策は施設介護、家族介護、そして本人、地域で支える人など関係者が多岐にわたります。行政がどのようにサポートするか、医療パートナーとの連携をどのように組み合わせるか、単にサービスを取り揃える形だけの取り組みから、必要とされているサービスの組み合わせと流れを考えた具体的な整備が求められており、先を見通した効率・効果的な戦略が不可欠です。

大仕掛けで見通しのたたない議論よりは、小さくても良いのではないでしょうか。小単位の地域コミュニティを基本に、それらを組み合わせることで、総合対策を充実させることが具体的、現実的な対策になると考えております。

認知症高齢者を介護する家族には、「もう一人の病者をつくる」とも言われるほどの心身に負担が重く圧し掛かります。介護保険のみで認知症高齢者の在宅生活を維持させることは、ほぼ不可能との声も聞かれ、本人が不在となっており、本来の介護保険の趣旨からの逸脱、高齢化社会の不安の一因となっているではないでしょうか。

ふきのとうは、認知症高齢者及びその家族の在宅生活を支援する「ふきのとう広面」を23年6月1日に開設しました。また、学童保育を併設し、幼老複合施設として、日常的な多世代交流を行っています。

さらに、27年4月1日には、認知症ケアのノウハウを活かしながら、より地域に開かれた介護サービスの提供を目指し、秋田市金足に「ふきのとう金足」をオープンしました。ここでは、サービス付き高齢者賃貸住宅を核として、地域包括ケアの理念を具体化させるべく、取り組んでいます。

私たちふきのとうは、「五つの原則」と「五つの基本方針」を大切にし、これからも利用者やそのご家族はもちろんのこと、地域の皆さまにとっても「第二の住まい」であり続けたいと考えています。

ふきのとう 五つの原則

  1. 「思いやり」を考え、行動します。
  2. 「笑顔」で迎え入れ、接します。
  3. 「感謝」の気持ちで、私たちも学びます。
  4. 「安全・安心」ある生活をともに考えます。
  5. 「地域交流」を図り、馴染みの関係を大切にします。

ふきのとう 五つの基本方針

  1. 住み慣れたところで暮らすこと
  2. 家庭に近い環境で生活すること
  3. 子供や地域、馴染みの人たちと交流すること
  4. 楽しい、やりがいをともに考え、工夫すること
  5. 相手から学ぼうとする気持ちで接すること

アクセス

秋田県認知症介護支援センターふきのとう広面

〒010-0041
秋田市広面字二階堤20-1
TEL 018-893-5422 / FAX 018-893-5410

サービス付高齢者賃貸住宅ケアホームふきのとう(おいわけ)

〒010-0116
秋田市金足小泉字潟向86-1
TEL 018-827-5619 / FAX 018-827-5618

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